ヘンルーダ

 

ヘンルーダ

ミカン科 ヘンルーダ属

Ruta graveolens

〔基本情報〕
高さ0.5~1mになる常緑多年草。
全体に灰緑色を帯び、強い芳香があります。
葉は互生し、2回羽状に分裂し、裂片は楕円形~倒卵形となり、全縁です。
枝先に散房花序または集散花序を出し、径1.5~2cmの黄色い4弁花をつけます。
花弁には細かい鋸歯があります。
果実は蒴果です。
ミカン科
ヘンルーダ属
原産国 南ヨーロッパ、地中海沿岸地方
耐寒性 半耐寒性
開花期 6月~7月
草丈 50cm~1m
花言葉 「悔恨」「あなたを恨む」「徳と慈悲」

 

ヘンルーダは古代ギリシャ、ローマ時代から利用されてきた歴史の古いハーブの一種です。地中海沿岸が原産で、半耐寒性の乾燥に強いハーブです。日本には江戸時代末期から明治維新の頃に渡来したといわれています。古来から抽出したオイルを料理の香りづけに、乾燥した葉を薬用に使われてきたヘンルーダですが、その反面毒性があることも分かっています。近年では料理のレシピにも用いられず、栽培はほとんど観賞目的です。ヘンルーダは乾燥と日当たりを好み、6月~7月の開花期に菜の花を小さくしたような黄色い花を咲かせます。ヘンルーダの葉は青灰色のものや黄色が強く入っているもの、斑入りのものなどがあり、丸みのあるレース状に繁ります。ヘンルーダは半耐寒性ですが暖地では常緑でも越冬が可能です。そして、年を重ねると木のようになっていくため常緑低木に分類されることがあります。